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ゆにわのうたひ

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出雲大社考  (その三)

沖縄地方には、魂は海からやってきて海に帰るという信仰がある地域が多い。
黄泉の国は海の彼方にあり、これをニライカナイと呼んでいる。

これが、かつて太平洋上に存在したといわれるムー大陸の記憶のなせるものか否かは定かでないが、バリ島のガムランに見られる音階と琉球音階が同じレラ抜き音階である事や、風習、言語などの近似から、文化的つながりがある事だけは容易に推察できる。

沖縄地方にはウタキと呼ばれる祭祀場があって、神の声を聞く事ができるシャーマン
に連れられてこの土地に入り、何らかの祈祷や祭祀を行っているらしい。
ウタキには特別な建物やお社のようなものはなく、ただ祭祀を行う際に火を焚いたり供物を置くための小振りな石台が2、3置いてあるだけだ。
これは、古代の神道の祭祀と同じである。
出雲大社考  (その三)_c0037400_19372123.jpg
そうして近年与那国島近海で発見された海底遺跡はムーの残滓か、はたまた自然のいたずらか論議の別れる所のようだが、どうも人工物であるとの意見が優勢のようだ。
僕自身は人工物であると感じている。
(レイキ2以降を受講されている方は遠隔で「与那国島海底遺跡」と書いて、ちょっと感じを見て下さい。)

これがもしかつての都市であったとするならば、何らかの地殻変動のような事が起こって海底に没したに違いない。ならば与那国島以外にも未発見の遺構がたくさんあるはずだ。
そして生き残った者達が、かつての土地を忍んで海に祈りを捧げた。
それがニライカナイ信仰の元になったのではなのではないかと思う。

ちなみにムー大陸については、このコラムでちょっと引き合いに出した偽書の悪名高い「竹内文書」では「ミヨイ・タミアラ」という名で呼ばれている。
「ミヨイ・タミアラ」    「ニライカナイ」
何となく似ていなくもないが、さてどうだろう?

海の彼方に黄泉の国、もしくはあの世的な天国を垣間みた信仰は沖縄だけではない。
実はかつての出雲大社も、もともとそういう信仰を元にした神社だったのではないか?
そうして、もう一つ有名な厳島神社。
海に鳥居を立てる。
普通鳥居は神様の通路と言われる。
ならば、神は海から来ることになる。
海から神を招き入れる出雲大社、神が海から入る厳島神社、そして沖縄のニライカナイ信仰。
これらには何か共通するものがあるように感じる。

その背後にある事実とはなにか!?

まるで昔の「木曜スペシャル」のような占めですが。

とりあえず<第一部終>
また気が向いたら第二部をはじめます。
(あくまで想像の遊びですので、ご了承下さいね)
by yuniwauta | 2005-03-09 20:01 | かむながら

ゆにわ主宰          歌島のひとりごと 


by yuniwauta
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