ゆにわのうたひ

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宇宙のうぶ声

宇宙背景放射と呼ばれるものがあります。
宇宙のあらゆる方向から一様に降り注いでくる3K(零下270度)という黒体放射で、1965年にベル電話研究所のペンジャスとウィルソンという二人の研究者によって発見されました。

そのエネルギーの大きさや、非常に高い精度で一様、等方的であるという事から、これはビッグバンの時に熱く高密度だった宇宙の初期に発せられた熱(光)で、それが膨張するにつれて温度が下がり3Kまで冷えたのではないかと考えられています。

つまり「宇宙背景放射」とは、宇宙誕生時のうぶ声のようなものと捉える事ができます。
150億年かかって、ようやく到達した時には冷えてこんな温度になってしまった、という訳です。

宇宙について考える時、いつも不思議な気分になります。
あの星の光は、4万年前の光。
この星雲の姿は、3億5千万年前の姿。
そして、その背景には「宇宙背景放射」の150億年前の宇宙誕生時の光。

ただ星空を眺めていても、そこには宇宙創世からの時間の堆積が、一枚の星空として見えているんです。
よくよく想像してみると、これって凄い事じゃありませんか!

しかし、これを人間に置き換えると、
背中には二十歳の頃に事故った傷があり、
顔には思春期のニキビあとがあって、
50代にうっかりやった火傷の跡があるおじいさんの顔に、
何となく子供の頃の面影が残っている。
といった感じの事かも知れませんね。

しかし、余韻とはいえ150億年も鳴り響いている宇宙のうぶ声って、どんな音だったんでしょう?

ヨガの世界では神聖音「オーム」が、宇宙の根源の音であると言われています。
ヨガナンダの本を読むと、瞑想していると割合初心者でも「オーム」を聞く事ができるようになる。
と書いてありますが、僕はまだ未熟者でそんな音は聞いた事がありません。
それとも聞いているけど、それと分からないのかもしれない。

産まれてこの方、ずっと鳴り続けている音を聞き取るなんて.....
深海で産まれた魚が、水を知覚するようなもの。
でも、聞こえたらきっと、すごく懐かしい音なんじゃないかな?と思ってます。
胎の中の音のように。

↓ビッグバンから4〜8億年くらいたった宇宙の姿と言われている画像です。
ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド
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by yuniwauta | 2005-03-19 22:43 | おとだま紀行

ゆにわ主宰          歌島のひとりごと 


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