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ゆにわのうたひ

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神迎え 2009

毎年観光客が増えつつある神迎え神事。
最近はあまりに人が多いので何となく敬遠しがちだったのですが、今年はふいに行きたくなって先ほど、行ってきました。
だいたい神迎えの日は午前中は荒れ模様で午後から晴れるパターンが多いのですが、今年は意外にもポカポカ陽気の晴天。お陰で寒さが厳しくなく、薄着で充分でした。

とはいえ、稲佐の浜での御神事はおそらく大人数であろう事が予想されたので、八百万の神様方が最初にお着きになる神楽殿へ直行しました。
数年前に来た時には、浜から来た神様の行列に付いていって、そのまま神楽殿に入っていけたのですが、今年はさすがに多い。7時半頃に着いたら既に前の方は埋まっていて、真ん中の神様の通り道のところに白い布が引いてありますが、その周りもほとんど埋まっていて、かろうじて数人分空いていた所があったので、そこに座って神様の到着を待ちました。
神迎えには何度も行きましたが、このシチュエーションは初めてでした。

2〜30分は待ったでしょうか?まず浜の神事を終えた神主さんが到着、神様の到着を前に祝詞の奏上、お祓いなどがあり、その後、神様のお部屋を整えておられました。
その後、にわかに灯りが消え、暗闇の中、かすかに遠くから聴こえる笛の音。
神楽殿の中でも神楽の演奏が始まり、しだいにそれが混じり合ってゆくと、ふっと行列を先導した提灯が二つ現れ、次いで白い布に覆われた八百万の神様の到着。
布が左右に分かれ、神様をお連れした神職の方々が目の前の白布を横切ってゆく時には、自然と手を合わせている自分がいました。
ほのかに照らされた神様の座、龍蛇様とひもろぎが鎮座してゆく様をボーッと眺めていると、静かな暗闇の中で、まるで金色の胎内に大切な物を納めているようにも見えました、この感覚は、なかなか言葉になりません。
行為をただ描写すれば、榊とウミヘビを持って神棚に上げているという程度の事なのですが、何かそういう事ではない『何か』を、神迎えではいつも感じさせられます。いや、もっと大社にはお参りしなきゃ....

残念ながら例によって撮影の類いは一切禁止でしたので、写真はアップできませんが、出雲の神迎え神事、確かに一見の価値があると思います。
神様はこの後十九社に移り、12月3日の4時までおられます。(日付が間違ってましたので、訂正しました)

神在月の行事次第はこちら
by yuniwauta | 2009-11-27 00:10 | かむながら

ゆにわ主宰          歌島のひとりごと 


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