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ゆにわのうたひ

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あわのうた (2)

「あわのうた」を作ってからというもの、何か不思議なチカラに引かれるように、あちこちへと招かれて演奏をさせて頂くようになった。

そんな折、何度となく「あわのうた」を祝詞として奉納する、という機会があった。
これは「言霊」ということの本来の意味なのだ。

コトバをある並びで唱えることによって特定の波動が発せられる....もちろん唱える側の意識が明確でなければならないのは言うまでもないとしても、こうした歌が、何かしらのチカラを持っていることは確かだろう。「秀真伝」の中では、こうした歌(言霊)のチカラによって稲に付く虫を退治したり、上から読んでも下から読んでも同じになる「回り歌」というのを求婚者に送って、相手が返し歌を作る事ができず見事にゴールイン!という話もある。

あわのうたと同様に48の文字を歌にしてあるものは他にもいくつかあるが、中でも有名なのは「ひふみ祝詞」だろう。

「ひふみ祝詞」
ひふみ よいむなや こともちろらね しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか
うおえ にさりへて のますあせゑほ れけ(ん)

一説によればこの「ひふみ」が「火」、「あわのうた」が「水」を表し。このふたつを合わせて唱えることによって陰陽が整うとも言われている。また「あわのうた」の「あ」は「天」を「わ」は「地」を表し、「あわのうた」は「天地を繋ぐ歌」という意味でもあるそうだ。

とまれ、このような知識はともかく、歌ってみるのが一番いい。私が実際やってみた経験では、「あわのうた」は「あーかーはーなーまー(あ行)いーきーひーにーみー(い行)......」といった風に、同じ母音が連続するので非常に歌いやすく、しばらく歌っているとのどが開いてきて確かに声の出がよくなる。ちょっと不思議な響きだが、ヴォイストレーニング等に加えても良い。

そして何故か、ずっと歌っていると何となく和やかな気持ちになってくる。これが「言霊」のチカラなのか、単なる気分なのかはともかくなんとも心地よい。

一体いつ誰が、このような歌を作ったのだろう?
謎は深まるばかりである。
by yuniwauta | 2005-01-31 15:05 | かむながら

ゆにわ主宰          歌島のひとりごと 


by yuniwauta
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