サマディツアー体験記<6日目 その1 クンムメラ会場へ>
13時間ものバス移動だったにも関わらず、昨夜の体調はすこぶる良かった。
ホテルに到着してから地下のホールに集合し、簡単なアーサナと瞑想の時間があった。
今回の旅の行程は乗り物移動の時間が多いのだが、このアーサナと瞑想のお陰でどれだけ体のダメージが少なく済んだか分からない。
それに加えてサマディのエネルギーが常にツアー全体を包んでいたので、実際トイレ以外は何の不安もなく旅を過ごせていたように思う。
昨夜は結局2時過ぎまで眠れなかったのだが、ふと夜中に目が覚めた。
時計を見ると4時半。
ふいに腹の中が何か妙な感じがするのでトイレに行くと.....ついに来てしまった。
滝のような下痢だ。
昨夜のドライブインで飲んだチャイがマズかったのか?
それとも普段以上に乳製品を摂っていたからか?
歯磨きの時も水道水にはイソジンを入れて殺菌していたし、なるべく食事前は手を洗っていたつもりだったのだが....しかし、来てしまったものは仕方ない。
それにしても、よりによって何故今日に?
しかし、そうやって慌てる顕在意識の内側では、妙に落ち着き払って安心している自分がいた。
『これは浄化のために、自分の体を空っぽにしているに違いない。』
確かに腹が痛んでいる訳でもなく、体は柔らかいエネルギーに包まれているし、妙にホカホカしていた。
出発は9時過ぎだし、まだ4時間はある。
朝食を摂らずに体にあるものを全て出し切ってしまえば下痢は治まるはずだ。
しかし、顕在意識にはサマディ・インの時に味わったパニックの記憶が蘇ってきて、そう思うとさすがに少し不安になってきた。
こんな事をお願いするのも不謹慎なような気もしたのだが、必死に心の中でヨグマタにお願いした。
『どうか8時半までに、体の全ての毒を出し切らせて下さい。』
それからも2〜30分置きにトイレに駆け込む状態が続いたが、何故か不安はなかった。
果たして8時半を過ぎた頃、もはや腹は何の音も立てず、症状は治まった。
そうしていよいよ出発。
ホテルにはパイロット・ババジからの使いの人が来る事になっていたのだが、渋滞で5分ほど遅れるとの事だった。
『5分と言ってもインド時間ですからね.....』とガイドの方が苦笑いをしていたが、実際に使いの方がホテルに到着したのは1時間半後だった。
市街は巡礼者と朝のラッシュが重なって大渋滞しているというし、検問によって入れるはずのバスも入れなくなる可能性もあるらしかった。
しかし、そろそろこういう『インド的な大体さ加減』にも慣れてきていたし、サマディ・アウトへの期待もあって、時間のロスなど全く気にならなくなっていた。
移動中はいろいろな期待や不安が入り乱れるような気もしていたのだが、会場に近づくにつれて何故かやたらと静かになっていくのを感じた。
大事をとって、一滴の水も摂っていなかったので口の中が乾いていたが、日本から持って来ていた梅干しを嘗めてしのいだ。
そうして、テントに到着する頃には、心の中が妙に空っぽになっていた。
興奮もなく、不安もなく、ただそこにいる自分がいた。
<テント入り口から。アウトまで2時間以上あったのでまだ人影はまばらだった。中央左の三角屋根がサマディ・プレイス、右はヤグナ(日本で言うと護摩壇?)プレイス、画面右側はアウトの後のダルシャン会場で、怖い顔の警官が見張っていた。>
ホテルに到着してから地下のホールに集合し、簡単なアーサナと瞑想の時間があった。
今回の旅の行程は乗り物移動の時間が多いのだが、このアーサナと瞑想のお陰でどれだけ体のダメージが少なく済んだか分からない。
それに加えてサマディのエネルギーが常にツアー全体を包んでいたので、実際トイレ以外は何の不安もなく旅を過ごせていたように思う。
昨夜は結局2時過ぎまで眠れなかったのだが、ふと夜中に目が覚めた。
時計を見ると4時半。
ふいに腹の中が何か妙な感じがするのでトイレに行くと.....ついに来てしまった。
滝のような下痢だ。
昨夜のドライブインで飲んだチャイがマズかったのか?
それとも普段以上に乳製品を摂っていたからか?
歯磨きの時も水道水にはイソジンを入れて殺菌していたし、なるべく食事前は手を洗っていたつもりだったのだが....しかし、来てしまったものは仕方ない。
それにしても、よりによって何故今日に?
しかし、そうやって慌てる顕在意識の内側では、妙に落ち着き払って安心している自分がいた。
『これは浄化のために、自分の体を空っぽにしているに違いない。』
確かに腹が痛んでいる訳でもなく、体は柔らかいエネルギーに包まれているし、妙にホカホカしていた。
出発は9時過ぎだし、まだ4時間はある。
朝食を摂らずに体にあるものを全て出し切ってしまえば下痢は治まるはずだ。
しかし、顕在意識にはサマディ・インの時に味わったパニックの記憶が蘇ってきて、そう思うとさすがに少し不安になってきた。
こんな事をお願いするのも不謹慎なような気もしたのだが、必死に心の中でヨグマタにお願いした。
『どうか8時半までに、体の全ての毒を出し切らせて下さい。』
それからも2〜30分置きにトイレに駆け込む状態が続いたが、何故か不安はなかった。
果たして8時半を過ぎた頃、もはや腹は何の音も立てず、症状は治まった。
そうしていよいよ出発。
ホテルにはパイロット・ババジからの使いの人が来る事になっていたのだが、渋滞で5分ほど遅れるとの事だった。
『5分と言ってもインド時間ですからね.....』とガイドの方が苦笑いをしていたが、実際に使いの方がホテルに到着したのは1時間半後だった。
市街は巡礼者と朝のラッシュが重なって大渋滞しているというし、検問によって入れるはずのバスも入れなくなる可能性もあるらしかった。
しかし、そろそろこういう『インド的な大体さ加減』にも慣れてきていたし、サマディ・アウトへの期待もあって、時間のロスなど全く気にならなくなっていた。
移動中はいろいろな期待や不安が入り乱れるような気もしていたのだが、会場に近づくにつれて何故かやたらと静かになっていくのを感じた。
大事をとって、一滴の水も摂っていなかったので口の中が乾いていたが、日本から持って来ていた梅干しを嘗めてしのいだ。
そうして、テントに到着する頃には、心の中が妙に空っぽになっていた。
興奮もなく、不安もなく、ただそこにいる自分がいた。
<テント入り口から。アウトまで2時間以上あったのでまだ人影はまばらだった。中央左の三角屋根がサマディ・プレイス、右はヤグナ(日本で言うと護摩壇?)プレイス、画面右側はアウトの後のダルシャン会場で、怖い顔の警官が見張っていた。>
by yuniwauta
| 2007-02-05 21:48
| 瞑想