ゆにわのうたひ

yuniwa.exblog.jp ブログトップ

サウンド・オブ・サイレンス

時々ここは、もの凄く静かになる。

朝起きて、ふと思うのだ。「何か違うな?」、と。

今朝もそうだった。遠くで歴博の工事をしている重機の音はするけれど、それ以外はシンと静まりかえっている。鳥の鳴き声も、近所の人の声も、何も聞こえない。

人がたくさん集っている場所で、いろんなおしゃべりが飛び交う中、一瞬ふっと声が止むというのを経験したことがないだろうか?  ここでの静寂は、まさにあの瞬間が持続しているような感覚、「時間が止まっている」という感覚なのだ。

こんな日は、ただぼーっとしているだけでも、何となく気持ちいい。耳の奥では「シーン」という高い金属音のような、不思議な音が鳴り響いている。
こんな瞬間が僕は好きだ。

そもそも、僕が生まれたのは尾道、しまなみ街道をひとつ行った「向島」というところだ。そこがかつて「うたのしま」と呼ばれていて、僕の名前はそこから来ている。
この島の端に「歌」という地名の区域がある、僕はそこで育ったのだが、ここもそんな静寂がたちこめる場所だった。

海が近いので、夜眠ろうと布団に入ると、漁港から出てゆくポンポン船の音が、いつまでも聞こえる。山を2つくらい越えた先の車の音が、だんだんこっちに近付いてくるのが分かる。それくらい静かなのだ。そして、中でも一番大きく聞こえる音は、あの「シーン」という静寂の音なのだ。

「シーン音」に耳を傾けていると、いつしかこの音がものすごく大きくなる。時には微妙な音色の変化や、メロディーのようなものが聞こえる時もある。あるときはアフリカの部族の合唱みたいなのが聞こえたときもあったし、どこかの言葉のようなものが聞こえたこともあった。

こういう音の知覚現象は音響生理学で「ロールシャッハ音」というらしい。精神鑑定なんかに使われる「インクのシミが何に見える?」というテストがあるが、あれの音バージョンだ。
特に意味のない図形や音に触れたとき、人間の脳はそれを今までに見たり聞いたりしたものと関連付けて認識しようとする、その結果、何の意味もない周波数の固まりを人の声や、何か違った音として捉えるのだという。

これの最たるものは、何年か前に富士山に車で行ったときのこと、閉め切った車内で朝日が昇るのを待っていたのだが、あの時は「シーン音」が複雑な声部をもって重なり合い、一瞬ギターの音がしたように思うと次の瞬間それがオーボエに変わっていたりと、不思議な音響のオンパレードだった。あれから何度か富士山には行ったけど、後にも先にも、あんな凄いのは聞いたことがない。この体験は未だに僕の創造の源泉になっている。

しかし、そもそもあの「シーン音」の正体は何なのだろう?
神経のせい?スピーカーが通電したときのノイズのようなもの?はたまた宇宙からの電波?

ひとつ言えるのは、「脳を弛緩させるヒーリング」という手技を使っていると、この「シーン音」が強くなるということ。もしかしたら、脳の弛緩と、この音との関連は深いかもしれない。
頭が弛むと、レイキの通りも良くなる、天(宇宙)からのエネルギーを受けやすくなるのだ。

やはり、この音は「宇宙からのメッセージ音」なのかもしれない。
映画「コンタクト」ではないが、周波数解析などやったら面白いものが出てきやしないだろうか?
しかし、この音は実音ではなく、頭の中で鳴っているのだから、こういう解析のしようがない。それぞれ自分にしか聞こえない音で、聞こえているのだから.....

さて、今宵宇宙は何とおっしゃっているのやら.....
[PR]
by yuniwauta | 2005-02-04 21:43 | おとだま紀行

ゆにわ主宰          歌島のひとりごと 


by yuniwauta
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30