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ゆにわのうたひ

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言霊 マントラ

現代の日本に、言霊って、本当に生きているのだろうか?
そう思って、ふと考えてみた。

言霊というのは、言葉の持つ意味も含むが、それ以上に何か見えないパワーを醸し出すような「ことば」のことではないかと思っている。

確かにそんなに大げさな定義をしなくても、誰かに「ありがとう」とか、「愛しています」とか言ってみると気分がいいし、こうした言葉を書いた紙を水の入った瓶に貼付けると、中の水の波動が変化するらしい。その証拠にその水を氷点結晶させると貼付ける言葉によって結晶構造がかわるのだ。

ならば、言葉なら何でも言霊じゃないか?とも思う。
だが、やはりそれ以外に、ある積極的な理由を持って話される言葉、というのが存在するように思う、「マントラ」というのがそれだ。

例えばレイキでも4つの「シンボル」と、それに付属した「マントラ」というのがある。これを組み合わせる事によってエネルギーをある方向や時間軸に流したり、エネルギーの質を変化させたりするのだ。ここで使われる言葉は日常会話的な言葉ではないが、言葉を唱えることによって、ある特定の効果をもたらす、いわば呪文であることには違いない。

こうしたものは、例えば祝詞とかお経とか、宗教的なものと結びついているものの中には容易に見つける事ができる。「あわのうた」や「ひふみ」もそうだし、「オンアビラウンケンソワカ...」といった真言などもそうだ。

そうした呪文のようなものは世界各地にあるが、これには一つの源流があるように思う。

「ヒマラヤ」だ。

ヒマラヤにはサンスクリットという、ある種の儀礼、特に「マントラ」としてしか口にされない言語がある。神聖語とでも言うべきか....この言葉は日常会話には使用されない、特別に聖別された言葉だ。先の「オンアビラ.....」という真言のもとは、このサンスクリットで、はじめの「オン」というのはサンスクリットの宇宙音「オーム」の事だったりする。ちなみにキリスト教の「アーメン」も「オーム」が転化したものなのだという。

レイキも、その源流はサンスクリットの文書に書かれていた、と言われている。

「言霊」というと、何となく日本独自のもののようだが、実はこうした「ヒマラヤ」の伝統が日本に流れてきて定着したなのかもしれない。

そういえば、天皇家のルーツは高句麗、百済などではなく、ヒマラヤの東麓の民族だという説が割合濃厚であると聞いた。
言霊の語彙のなかでは大和言葉、雅語といったところにこそ言霊があると言われるが、これは大和朝廷、つまり天皇家がヒマラヤの文化としての「マントラ」をこの国に持ち込み、これが日本の風土の中で撹拌されて「言霊信仰」という風に変化していった経緯を表しているのではないかとも考えられる。

僕自身は2年前から瞑想を始めた。
この瞑想はマントラ瞑想と呼ばれるもので、個人個人に合わせてグル(導師)から伝授されたマントラを、口に出さずに心の中で唱え続けることによって瞑想に入っていく、というものだ。
実際に、こうして伝授を受けるまではよく分からなかったが、続けていくうちに、このマントラに宿るパワーのようなものが実感として感じられるようになった。
そうして、これが本来の言霊というものなのではないか?と思うようになったのだ。
by yuniwauta | 2005-02-12 23:55 | かむながら

ゆにわ主宰          歌島のひとりごと 


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