邂逅の詩 <1>
後悔など微塵も無い
と思っていた人生が
実は誰かを傷つけまいとして
そして自分を守ろうとして
偽って作り上げた『私』という虚像が生きた
決して心から涙する事も無く
決して心から幸せを感じる事も無く
全てがまるで飛沫のような
逃げ水のような時の堆積に過ぎなかったと知った時
それは単なる自動演奏のピアノにも似て
魂はないが美しい旋律を奏でる
思い出のように遠い
ひとつの記憶だったかもしれない
これから見る夢の中には
本当の太陽と本当の月と
本当の後悔がやってくる
そしてその本当の後悔の中には
まるで夕日にきらめく波頭のように
幾つもの宝石が埋まっている
と思っていた人生が
実は誰かを傷つけまいとして
そして自分を守ろうとして
偽って作り上げた『私』という虚像が生きた
決して心から涙する事も無く
決して心から幸せを感じる事も無く
全てがまるで飛沫のような
逃げ水のような時の堆積に過ぎなかったと知った時
それは単なる自動演奏のピアノにも似て
魂はないが美しい旋律を奏でる
思い出のように遠い
ひとつの記憶だったかもしれない
これから見る夢の中には
本当の太陽と本当の月と
本当の後悔がやってくる
そしてその本当の後悔の中には
まるで夕日にきらめく波頭のように
幾つもの宝石が埋まっている
by yuniwauta
| 2007-12-27 23:51
| 時には詩歌など