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ゆにわのうたひ

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肝臓は怒りの臓器

「ゆにわ」に来て下さっているお客さんにはいつも話していますが、結構皆さん肝臓疲れていらっしゃいます。
この肝臓、「怒りの臓器」とも言われていることはご存知ですか?

診たてをした時に私が「肝臓が疲れてますね〜」と言うとだいたい皆さん「私はそんなにお酒は飲まないですけど....」と言われます。確かに酒の飲み過ぎは肝臓に負担になりますが、意外と肝臓が弱る理由はお酒ではないことの方が多いです。

いわゆるストレス、疲労、寝不足、過食.....お酒以前に肝臓が固くなる要因はたくさんあります。私が診させて頂いている限りでは、お酒で肝臓の具合が悪くなっている方は全体の1割にも満たないです。むしろ前出の要因の複合がほとんどで、お酒は最後のとどめという感じです。

ストレスというのは主に人間関係です。言いたい事が言えない、上司に叱られても言い返せない、立場上相手を叱る事ができない等、ぐっとこらえて我慢している内容いかんによっては凄く怒りを溜め込んでいる場合があります。そして「怒りの臓器」と呼ばれるように、肝臓には「怒り」の感情が溜りやすいのです。

以前とある気学の本で「肝毒」という記述を読んだ事がありますが(データの典拠が不明なので探しています)その本によると人間は怒ると肝臓の中で「肝毒」という毒素を作り出すことができるのだそうです。それは血中に滲み出して全身を回りますが毒性が強いので毛細血管が充血してカーッと血が上った状態になります。この毒素は強烈で、この成分を抽出してウサギの耳に塗ると即死するという事です。
怒っている人のそばにいると、何だかピリピリした感じがしますが、あれは呼吸によって体外に放出された肝毒がその人の周囲に放散されるからなのだそうです。2〜3メートルが放散範囲ですので、怒っている人のそばにはなるべく近寄らないようにしましょう(笑)

さらに肝臓が固くなると、何でもない事にイライラしたり、寝ても疲れがとれなかったり、今ひとつ意欲が湧かなくなったりします。いわゆる「電池切れ」状態ですね。
肝臓は体内の毒素を中和する「浄水場」のような所でもありますから、肝臓が疲れて効率が落ちると体の中にどんどん毒素が溜ってきます。筋肉もコリやすくなるし血も濁ります、そうするとまたイライラして毒素ができて....と悪循環になってしまいます。

では、とりあえず簡単な肝臓の解し方をお教えします。
あくまで応急処置ですが、多少楽になりますのでお試し下さい。

1.....二人一組で、一人はうつ伏せになります。
肝臓が疲れていると背中の真ん中あたりが盛り上がってきます。特に右側が盛り上がってくるとかなりお疲れモード、肝臓さんパンパンに腫れ上がっています。
もう一人の方は手のひらで体重をかけて背中を押します。ギュッと押されると息が苦しいので声をかけてゆっくり押します。押される方はフーッと息を吐きながら押してもらうと力が抜けます。
何度か繰り返すとちょっと柔らかくなりますから、交代して解しあいましょう。

2.....相手がいなかったり、言ってもやってもらえない方は「こんにゃく湿布」がおすすめです。
ダイソー等で2個100円くらいで売っている安いこんにゃくで充分ですので、袋から出してお湯でぐつぐつ煮ます(5分以上)。
あつあつになるので、これをタオルにくるんで背中の盛り上がっているところに載せて、あとはホゲーッとなって下さい。
熱いのでバスタオルくらいの方が良い場合もあります、ご自分で調整してみて下さい。
15〜20分くらいで冷めます、物足りない方はもう一度あたため直して再挑戦、3セットくらいやればかなり弛みます。
終わったこんにゃくは多少毒素を吸っていますので、捨てて下さい。
もったいないからといってお煮染めにしたりしないで下さいね(笑)
by yuniwauta | 2005-02-22 22:34 | からだのはなし

ゆにわ主宰          歌島のひとりごと 


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