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ゆにわのうたひ

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筋肉の内と外

いわゆるコリというのはカラダの表面だけではなくて内側にもあるんですね。

脊柱起立筋(いわゆる背筋)や僧房筋等は体の外側から触れる位置にあって、だいたい関節に連結されているので固まってくるとコリ感や痛みを生じます。
これを外側の筋肉と呼びます。

では内側の筋肉はというと、内蔵や大腰筋(腸腰筋)など、主に腹部の筋肉です。
これらは外側の筋肉に比べて固くなってもほとんど痛みを感じません。

何故これらの筋肉を内と外という区分で捉えるかと言うと、大腰筋と、その周りの外側の筋肉とは拮抗関係にあって、互いに力を分散したり支え合ったりしているからです。

ちょっとした症例で見てみます...

ある60代の男性は、腰痛持ちでした。
腰から足にかけて痛みがあり、部分的には痺れもありました。
しかしレントゲンは異常なし、あんまをしてもらいましたが良くならずうちに来ました。
ざっと外側の筋肉だけ触ると、どこもふにゃふにゃでこっている所がありません。
でもちょっとふにゃふにゃ過ぎて不安定な感じがしました。
そこで、大腰筋を調べてみるとまるで骨のような酷い固さでしたので、これを解しました。
すると、脊柱起立筋(背筋)との拮抗関係が復活して、ふにゃふにゃだった背中の筋肉に張りが出て、痛みがとれました。

このように一見外側だけでは分かりにくいですが、内側とのバランスで症状が出る場合があります。

もうひとつの例は50代の女性です。
この方は自律神経症状が出て精神的に不安定でした。
不眠、過呼吸などの症状もあり、ノイローゼの特徴である目のまわりの黒いクマも出ていました。
体を診ましたが、どこもこれと言った固さがなく、やはりふにゃふにゃでした。
しかし腹部にも入りましたが、ここにもはっきりとしたコリが見つかりませんでした。
しかし背骨だけが妙に固いので、少し伸展させる刺激を入れると症状が緩和するようでした。
数日後にもう一度来て頂いた時は、少し症状が落ち着いていたのですが、もう一度走査するとやはり腹部に強いコリが出てきました。
前回は背骨の緊張があまりに強かったので、コリそのものが背骨の緊張に隠れてしまって見えなくなっていたのです。
コリが触れられる範囲まで浮いてきたのでふつうに施術をすることで症状は改善しました。

つまり普段は同じ力で引き合っている両側の筋肉が、片一方だけが異常に緊張してしまうと、もう片一方はたわんでしまってふにゃふにゃになり、支える力を発揮できなくなってしまうのです。

筋肉の力関係という意味での内と外の拮抗について書きましたが、こうした体の状態は、その人の精神状態とも非常に高い整合性を見せます。
いずれ、そのことについても取りあげます。
by yuniwauta | 2005-04-02 22:36 | からだのはなし

ゆにわ主宰          歌島のひとりごと 


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