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ゆにわのうたひ

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サマディツアー体験記<4日目 その2 サルナート>

ベナレスでの沐浴の後は、バスにてブッダの初転法輪(悟りを開いてから初めての説法)の地、サルナートへ。
ここからはサマディ・ツアーのもうひとつの流れ、ブッダの旧跡を辿る旅の行程が始まった。

インドはこの時期はほとんど雨が降らないらしく、道路脇の森はかなり乾いた感じで埃っぽく、あまり『美しい』とは言えなかったのだけれど、これから辿るブッダの旧跡はどこも清々しく、緑も瑞々しい場所が多かったのは印象的だった。
インドに来て4日目、サルナートに来て初めてこの地の緑のまぶしさを感じた。
サマディツアー体験記<4日目 その2 サルナート>_c0037400_2231263.jpg
ここにはかつて幾つかのストゥーパ(仏舎利塔=釈迦の遺灰を納めた建物)が建っていたらしいが、イスラム勢力によってそのほとんどが破壊され、今現在は土を被せて隠してあった一基のみ発掘され、当時の形をとどめている。





ここで、日向ぼっこを兼ねて全員でアーサナと瞑想。
いろいろな聖地を巡って、その地で瞑想するというのは瞑想者の楽しみのひとつと思う。
目で見て楽しんだり、珍しいものを食べたりする旅の形もあるけれど、その地のエネルギーを感じつつ、常に意識の中心に定めてじっくりと味わう旅の形もある。
今回はヨグマタのコーディネイトによるスピリチュアルなツアーなので、参加者の意識も高く、ツアー中に何度もやった集団での瞑想は体が消えそうなほど心地よかった。
わずか15分ほどの瞑想だったと思うが、内側のエネルギーが落ち着いて、通り過ぎる風がとても心地よかった。

その後、ちょっとした自由時間。
サマディツアー体験記<4日目 その2 サルナート>_c0037400_22331849.jpg
脇にあったギフト・ショップ。中は白檀製の仏像と数珠ばかり。
日本からお坊さんもここに仕入れに来る方がいるとか?
左にマンダラ工房があったが、ホワイトターラのマンダラが100万円とか何とか...いくら日本人相手でもふっかけ過ぎ。

サマディツアー体験記<4日目 その2 サルナート>_c0037400_22364441.jpg
ギフトショップの向かいにはジャイナ教の寺院があった。
ここにもブッダの像があるが、よくある仏像と違って手が如来印(人差し指と親指で輪を作る印)を組まず、丹田の前に重ね内観をしている座像であるのが特徴。
入り口にいた信徒さんの話では、ジャイナ教は仏教の亜派で、この教派の僧侶は全裸で生活し、虫を踏まないように靴も履かないし、食物を摂取するのに極力殺生をしないようにと、ほとんど果物しか食べないとか。
原始回帰的だが、とってもエコロジカルな人々とも思えた。
僕的には裸で暮らすのは嫌だなと思ったが、インドにはこういう色々な信仰の姿があるのが面白い。
話をしてくれた青年は、目がきれいでとても心地よいエネルギーの人で、本当に自分のグル(師)を尊敬し、自分が弟子である事を心底誇りに思っているのを感じた。
自分がイニシエーションを受けている時の写真を見せてくれたが本当に嬉しそうで、満面の笑顔と分かりやすい英語で話してくれた。

純粋に信仰する人の姿は、どうしてあんなに美しいのだろう?
そんな事を考えながら、近くにあったブッダの像を写真に納めたら、ちょうど綺麗な光線が入り込み、図らずも神々しい姿になった。
サマディツアー体験記<4日目 その2 サルナート>_c0037400_2255273.jpg



この後は、バスにてクシナガルに向かう。
by yuniwauta | 2007-02-03 23:02 | 瞑想

ゆにわ主宰          歌島のひとりごと 


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