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ゆにわのうたひ

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2005年 02月 09日 ( 1 )

人間は何食なのか?     (上)

他の動物に比べて、人間って本当に何でも食べる。
中国人なんか「4つ足で食べないのは机だけ」なんて言うが、凄まじい食への探究心だ。
それぞれ民族的な特色もあるし、風土や植生も違うから、食べ物に違いがあるのは当然なのだけど、人間は本当に雑食なのだろうか?

先日とある本で、人間は本来何を食べるのに適しているか?という問いに対して、いろいろな生き物の歯の形を調べて比較してみようという試みがあった。その本によると、人間の歯の形は肉食には不向きで、果物や野菜類を食べるのに適した形状なのだということだった。

もっとも、ここでいう肉食とは、「獲物にかぶりついて肉を引き裂く」ような捕食の仕方であるが、確かに身近な肉食動物である猫等には小さいくせに立派な牙があるし、飛びかかって獲物を掴むための鋭い爪もある。彼らは肉食するのに適した体なのだ。

では人間はというと、牙もなければ鋭い爪もない、獲物と格闘したとしても体毛もないので、すぐに皮膚をやられてしまう。結局こういう事には不向きな生き物だといえる。もし、人間が知性のない普通の生物種だったら、間違いなく果物や木の実などを食べているだろう。


こうした特性の体を持ちながらも、人類は長きに渡って肉食をしてきた。ある時点では共食いさえしていた形跡すらあるという。(人間の脳はある種の菌が感染している状態にあって、それは他人の脳を食べることによって感染したと考えられるのだそうだ、なのでいつの時点でか、人間は共食いによって生きながらえた時期があるということらしい....)

ヨーロッパ大陸はビーバーが造った、という説がある。彼らが河の流れをせき止め、そこが州となり、大きな陸地を形成したと、、、、かつてはそれくらいヨーロッパ大陸にはビーバーがいたのだ。

だが今は、ほんのわずかな地域にしか彼らはいない、それは何故か?
ほとんど人間の食料になってしまったのだ、ヨーロッパ大陸に移住した人類は、その土地を造った功労者達を絶滅寸前まで食べ尽くして、その地を占領してしまったことになる。なんとも猛烈な食い気である。

それ以前のことは知らないけれど、こうした経緯もあってか、 西洋では肉食文化が発展してきた。実際、肉食文化圏にある人の腸は、我々日本人に比べて短い。

肉には多くの脂質があり、汚い話だが、こうした食事が多いと便の粘性が高い。
便の粘性が高いと、腸の中を滑るスピードが遅くなる。肉には多量のタンパクやエネルギーが含まれているので、消化吸収が早く、こうした場合、腸の長さは短い方が良い。逆に草食文化圏の我々は、脂質もエネルギーも少ない植物を消化し、そこからありったけの養分を吸い取る必要があるから、腸の長さも長くなっている。これは食文化の違いから発生してきた小さな進化ともいえる。

ここで一つあるのは、明治以降、日本人の食文化は大きく変わり、肉食の割合も非常に多くなってきている。流通や栽培法の発展により、世界中の食べ物をどこででも食べられるようになって、食うには困らない状況ができてはいるが、これを体の立場から見ると、あまり手放しでは喜べないようだ。肉食のせいで粘性の高くなった便には、日本人の腸は長過ぎる。
当然便が体内にある時間が長くなってしまうので、便秘がちになりやすい。本来体の外に排泄されるべき毒素が体内に長く蓄積してしまうことになる。結果こうしたことが、様々な現代病の一因になっているとも考えられるのだ。  (下につづく)
by yuniwauta | 2005-02-09 21:39 | からだのはなし

ゆにわ主宰          歌島のひとりごと 


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