本当にどうってことない話ですので、お暇な方は読んで下さい。
20代の前半、確か24、5の頃です。
ある日、眠ろうとしていたら、意識だけが起きていて身体は寝ているような、不思議な状態になりました。よく金縛りはそんな感じだと言われますが、それとは違って、むしろ幽体離脱に近かったのかもしれません。とにかく意識ははっきりしていてクリアで、肉体感覚はほとんどない状態でした。
若干視界が開けたような感じの暗闇が目の前にありました。
そこに、何故か数字が浮かんできました。
1の2乗、2の2乗、3の2乗と、暗算で表が埋まっていったのですが、自分ではあり得ないくらいのスピードで1の2乗から99の2乗まで、一気に表を埋めて行きました。そして、その全ての数字を俯瞰して、あるポイントだけが光って見えました。
それは12 13 それと 21 31 のそれぞれの2乗です。
12の2乗は144
13の2乗は169
21の2乗は441
31の2乗は961
要するに12と13、21、31は数字が逆なだけでなくて2乗も逆になっています。
1〜99までの他の数ではこのような逆転はありませんでした。
それで、それだけ分ると、例の不思議な夢とも何ともつかないものから目が覚めて、僕は一気に紙に写し、もう一度確認しました。
ね、どうって事ない話でしょう?
しかし、事あるごとにふとあの不思議な体験を思い出すのです。
2012年はマヤ暦の大きなサイクルが終わる年でした、そして2013年は新たなサイクルで迎えた始めの年です。
音階は半音を数えると12音、13音目は次のオクターブの始めの音になります。
時計も12でゼロとなって13は始めの1になります。
と、こんな風に考えると何かありそうなんですが、未だによく分りません、何であんな体験をしたのか。
人生とはそういうものなのかもしれません。